1.買い物について
<食品/日用品>
島には日用雑貨店が2店あります。2週間に一度移動スーパーが島に来ますが、品数に限りがあります。本土の多度津のスーパーで買いだめをし、そのたくさんの荷物を宅配サービスを利用して島に送る人が多いです。
<生協>
生協を利用する人はほとんどいないようです。
<宅急便/通販/ネットショッピング>
ヤマト運輸、ゆうパックは離島料金がかかりません。Amazonプライムはほぼ無料ですが、その他の宅配会社や、お店によっては離島料金が発生することがあります。
2.引っ越しについて
<家電・大型家具購入/配送料>
高さ制限がありますが、フェリーにトラックを乗せることができるので、自分で引っ越しをするのであれば島まで運ぶことは可能です。また多度津港止で荷物を送り、そこからフェリーの有料荷物として島まで運ぶことも可能です。
<引っ越し業者の取り扱い/移住者の事例>
フェリーには3mの高さ制限があります。業者によっては3m以下のトラックを持っていない場合がありますので、引っ越し業者にお願いする場合は必ず確認してください。(サカイ引越センターを利用して引っ越しした移住者がいます。アリさんマークの引越社は対応できませんでした。)
3.自然環境
<夏の暑さ(エアコンの必要性)と冬の寒さ(おすすめの暖房器具)>
基本的に海沿いなので、夏は海からの照り返しによる「日焼け」がきついです。冬は風がとにかく冷たく、体感的にはかなり寒いのですが、基本は温暖な気候帯ですので、ヤッケなどの風対策をしっかりすれば凌ぎやすいです。冷暖房に関しては灯油や薪などの調達が困難ですので、エアコンなどの電気機器が最適です。
<花粉>
杉はあまりありませんが、本土から風に乗って来るので、ないことはありません。
4.移動
<車、バイク、自転車>
島内には集落が二つあり、その間約2kmほど。集落の往復には自転車もしくはスクーターがあると便利です。本土に車があると非常に便利です。島民の中には多度津港に車を置いている方もいます。
<街に出るのにかかる料金と時間>
多度津ー佐柳島間は片道680円(長崎浦は780円)です。回数券は11枚綴りで6800円(長崎浦は7800円)で販売しています。
<島外からのアクセス>
基本的には多度津港のみですが、毎週土曜日に1往復だけ真鍋島ー佐柳島に高速艇が運行します。
5.自然からとれるもの
<畑>
島民は、各自自分の土地で家庭菜園を営む方が多いです。
<釣り>
堤防などでアジやスズキ、アオリイカなどの釣りが楽しめます。
6.人について
<移住者の数と仕事>
現在、島にゆかりがない方の移住はほとんどありません。島には求人はほとんどなく、移住に関してはこれからの課題となります。
<島民の気質>
基本的に気さくで、環境客にたいして大らかな人が多い印象です。
<島民と仲良くなる機会、ご近所づきあい>
それぞれ30人前後の小さな集落ですので、島民がみなさん助け合って生活しています。
<観光客>
猫を見に来る観光客以外に、釣りを楽しむ方が多いです。冬季は少なめです。
7.生活環境
<ネット環境>
光回線はありません。Docomo以外の電波状況があまり良くないので、WiMAXやdocomo以外のWi-Fiルーターなどはほとんど使えない状況です。
<通信会社>
基本的にdocomo以外の電波状況は芳しくありません。
<電気、ガス、水道>
プロパンガスの運搬業者が今年廃業しましたので、島ではほとんどの方がオール電化です。水道は多度津の湧く水を引いているので、渇水の影響はほとんどありません。
<トイレの水洗化/汲み取りの頻度、費用>
本土から業者に来てもらう分、多少割高です。
<ゴミの収集>
週に一度本土から収集に来ます。可燃不燃リサイクルとも、毎週金曜日に指定の場所に出します。
<ATM/銀行>
島内にはATMや銀行はありません。
<ポスト/郵便局>
ポストはありますが、郵便局はフェリーで隣の高見島か多度津に出ないとありません。
8.安心安全
<治安>
島内に交番などはありませんが、治安は大変良いと思います。
<病院/薬局/突然の病気>
簡易診療所があり、週に一度本土からお医者さんが来てくれます。その他の平日は看護婦さんが待機しています。救急の場合は各自で海上タクシーを手配する必要がありますが、島民に関してはほぼ全額、その他の救急は約半額が補助されます。
9.教育
<学校>
島内には学校はなく、また就学児童もいません。
<保育園/幼稚園>
島内には保育所等はなく、該当する児童もいません。
<子供の数、遊び場>
海や神社など、遊び場はありますが、40代以下の島民が0人ですので、教育環境は良くないのが現状です。
10.住まいについて
<住める状態の空き家(一軒家)>
将来的に空き家情報を提供できるように目下調査中です。
<空き家(一軒家)以外に住める住宅>
基本的にありません。
<空き家バンク>
現在、空き家バンクは活用されていません。
11.仕事について
<求人>
基本的に島内での求人はほとんどありません。
<起業、開業>
島内でゲストハウス兼カフェを開業した人はいますが、事例としては1件のみです。
<主な産業>
2・3件、漁師さんがいますが、ほとんどが年金生活者です。
12.コミュニティ
<祭やイベント、関わり方>
各集落とも大天狗さんや権現さんなどの祭りがあり、またお盆は盆踊りがあります。ただ、年々参加者が少なくなり、存続が危ぶまれています。
<自治会費>
年間2000円ほどです。
<一斉掃除などの地域活動>
祭りの前に年数回程度、草刈りがあります。
13.支援
<移住者への支援、空家に住む場合の支援>
多度津町で空き家改修補助金制度が活用できます。
<島で起業した場合の支援>
多度津町による創業支援制度はありません。
14.受け入れ体制
<移住の相談先>
多度津町政策企画課の他、島のゲストハウスのオーナー夫妻が相談窓口になります。
<引越しなどのフォロー>
島の移住者であるゲストハウスのオーナー夫妻がフォローします。
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島暮らしはまるでジャムセッション!
あなたの個性を発揮しつつ、島民の方々と素敵な合奏を楽しんでくださいね!
協力
多度津町地域おこし協力隊・「ネコノシマホステル」オーナー
村上淳一
佐栁島への移住に関しての問い合わせ先
多度津町役場 政策観光課
TEL : 0877-33-1116